2018年10月16日
葬儀の際に流すバック・グラウンド・ミュージック
葬儀は大切な故人とのお別れをする重要なセレモニーです。参列者と生前の故人との思い出について語りあったり、自分の中で故人について回想をしてみたりと、人それぞれのお別れの仕方があることでしょう。このような式において、BGMも重要な役割を果たしてくれます。
一般的には、お葬式では切ないクラシック音楽が静かに流れ、故人への思いをより強くする手助けをしてくれます。また、お葬式は人の死を悼む場ですので、どうしてもしめやかなものになりがちですが、故人が大好きだった明るい曲を流すというのも悪くないかもしれません。
最近では、故人選曲のBGMを予め用意しておいて、それを葬儀で使用するというケースも増えて来ているようです。音楽は、記憶とつながっていることが多いので、故人との様々な思い出をなぞるのにとても役立つはずです。亡くなった本人が喜んでくれるだろうという思いを込めてそのBGMを流すことももちろん意義深いことですが、それ以上に、遺された遺族や近しい人々が少しでも前向きで明るい気持ちで故人を送り出せるようにするための有効な手段であると言えます。人の死は予期せず起こることもありますので、近しい人との思い出の音楽などについてたまに考えてみるのも良いでしょう。