2019年07月14日
万が一に備えて知っておきたい制度
葬儀を挙げるためにはある程度のまとまったお金が必要になりますが、お金を工面することができなければ葬式は諦めなければならないのでしょうか。こんな時のために役所では葬儀の援助費用が負担してもらえる制度が用意されています。
知らない人が多いかもしれないので、ぜひこの機会に万が一に備えてこの制度について確認しておくようにしてください。この制度は給付金制度と呼ばれており、利用するためには一定の条件を満たしていなければなりません。
故人が健康保険組合や全国健康保険協会、共済協会などの健康保険に加入している必要があり、保険料は月々数百円ほどになります。死亡保険金額の上限ほどの金額で加入すると、一般葬が挙げられるくらいの金額を手にすることができます。
また国民健康保険や後期高齢者医療制度などに加入していても、葬儀にかかる費用の一部を支給してもらうことが可能です。この給付金は加入者であれば誰でも自動的に支給されるというわけではなく、申請する必要があります。
支給されるのは申請してから2、3週間後になってしまうため、この給付金を利用して実際に葬式を挙げることは難しいと言えます。先に支払ってから後で補填するという形になります。