2020年05月01日
戒名に関しての知っておきたい基本知識
戒名は元を辿れば、出家し仏門にはいった方が授かる名前になります。一般人が通常生活を送りつつ動物性食品を口にしないことは簡単ではないでしょう。そして、江戸時代の檀家システムによって、仏教徒でなくてもお亡くなりになってから戒名を付け葬儀を実施するのが普及しました。
この頃は寺院との関係性が希薄になっていて、無宗教葬を選ぶ方が拡がっています。戒名がなくても位牌に生前の俗名を入れられますが、寺院によりましては納骨できないこともありますので、あらかじめリサーチしておきましょう。
江戸時代まで身分によりタイプが固定化されており、功徳の結果として授けられるものだったといえます。近代化が加速するにつれて寺院との因果関係が希薄となって、お布施額で位の高い名が付けられるようになったと聞いています。
故人の重要な名前ですから、立派すぎて名前負けしないで、人柄があふれるようなものが適しています。仏を信じ、教えを拠りどころとなって規律を順守する人に僧侶より供与される名前のことを指します。詰まるところ、仏教徒という立場で正式に承認された証であって、以前からの名前は区切って俗名と言われています。
ですから、慎重に扱うことが重要になります。