2017年07月02日
葬儀参列の服装としてセーターはアリか
お葬式のスタイルとして、一番誰もが納得する王道の着こなしは、やはり喪服や礼服を着用する事、これに限ります。冠婚葬祭と言っても、結婚式などのお目出度い席の場合は、ドレスコードもある程度ゆるめで、花嫁さんより目立たない事を原則として、女性ならオシャレに着飾って場を華やかにしてくれた方が、逆に歓迎ムードだったりもしますが、お葬式に関しては、とにかく目立つのはタブーです。
お通夜なら、急に訃報を聞いて、慌てて駆け付けた事を推測すれば、多少は黒っぽいお洋服で、仮に黒いセーターや黒いワンピースなどを着込んでいっても、それほどその場から浮きません。それにお通夜の場合は、葬儀と違ってお線香をあげて、人間として肉体が存在する最後の瞬間に弔いするのですから、時間的にも長々とお邪魔する事はさほどないので、誰が何を着ていたか、なんてことを覚えている遺族や関係者の人もそういないでしょう。
でもお葬式となると、お経を詠んでもらって、その後に火葬場へ行って、そして最後に斎場や自宅に戻り、精進料理を食べると言った、一日がかりの行事になります。そんな時に幾ら黒でもセーターやニットのワンピースなどを、大の大人が着て行ったら、ちょっと神経を疑われてしまうかも知れません。
これが小学生などの子供が着るスタイルならば、まだまだ周囲の対応も緩和になってくるでしょうが、それもが学生と呼ばれる間だけかもしれません。お寺などは、意外に寒いですが、薄手のVのセーターなどを喪服の下に着こむ位のたしなみでない限り、それがメインの服装になってはマズイです。