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2017年07月31日

着物で葬儀に参列する場合の親族とそれ以外

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和装は冠婚葬祭において、洋装よりも格が上と考える人が少なくない装いです。特に葬儀の場合は、亡くなられた人との関係性によって、身につけることを遠慮したほうがよい場合もあります。基本的に親族であっても、親族でどの位置に当たるのかによって、身につけるべきかどうかが異なります。

基本的に3親等までは黒留袖や紋付はかまでの参列が認められていますが、昨今では大仰しすぎるということで、あえてスーツやワンピースにする人も少なくありません。正確な身につけ方を学んでおくことで、洋装よりも亡くなった方を悼む気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

親族に許されている着物としては黒喪服が一般的です。喪服に関しては未婚・既婚関係なく身につけることができますが、一部の地域では未婚は身につけてはいけないという考えがある為、未婚の場合、親族と相談して決めましょう。

背中、両袖、両胸に家紋が入っている事が一般的で、関西のほうでは通常の家紋ではなく、女紋が入っていることも少なくありません。男性の場合は家紋が入った羽織袴が正式な喪服となります。羽織紐も白か黒と決められており、正式な喪服を着る場合は家紋の位置や紐の色にも注意しましょう。

注意するべきポイントとして、扇子を持つ必要がないことです。単純な参列者である場合は、女性は色喪服に喪帯と呼ばれる黒い帯、男性はダークな色調の和服で袴は必要ありません。黒い紋の入った羽織を身につけて、半襟・足袋を黒にすることで弔問客として参列できます。

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